2013年10月21日月曜日

心の健康を保つ方法

心の健康を保つ目的で、瞑想(Meditation)やヨガ(Yoga)や座禅(Zen)を行うことが流行っています。

しかし、流行は商売になることもあってか、新しい方法が次々と登場し、やり方が多くなり過ぎて、わけがわからない。

そこで、今回は、それらの共通点を探ってみました。


結論を先に言うと、最大の共通点は【呼吸】あるいは【呼吸法】でした。

【呼吸】をコントロールすることで、間接的に感情や気分をコントロールする、というのが、瞑想やヨガや座禅に共通する本質のようです。

そして、数ある【呼吸法】の共通点を調べみたところ、以下の7つにまとめることができました。


■ ポイント1. 背筋を伸ばして、リラックスする。
■ ポイント2. 呼吸法は心地よく感じるまで続ける。
■ ポイント3. 複式呼吸。
■ ポイント4. 息を吸うのは、鼻から。息を吐くのはご自由に。
■ ポイント5. 息を吸ったら、倍の時間をかけて息を吐く。
■ ポイント6. 慣れてきたら、息を止めてみる。
■ ポイント7. 呼吸にできるだけ集中。雑念は放置して観察。



■ ポイント1. 背筋を伸ばして、リラックスする。


共通点の最初は、「背筋を伸ばす」と「リラックス」です。

「背筋を伸ばす」からといって力んではだめですが、体幹を曲げたり伸ばしたりして「リラックス」するのは許容範囲。

他には、「リラックス」のために、ラクな服装を着ましょうとか、音楽を流しましょうとか、自然を感じましょう(風を通しましょう)、アロマを炊きましょう、ストレッチをしましょう、など、さまざまな方法が紹介されていました。

つまり、良い姿勢でリラックスしていれば、なんでもいいということね。


ちなみに、呼吸法をするときは、「あぐら」というのが多かったけど、ソファにゆったり腰掛けて行う、というのもあったし、立って行う、というのもあったし、臥床して行う、というのもあった。

また、目は閉じるというのもあったし、半目というのもあったし、開けたままでもいいというのもあった。

結果的に、あぐらで座ったまま目を閉じて【呼吸】するのが「座禅」や「瞑想」と呼ばれることが多く、ストレッチしながら目を閉じないで【呼吸】するのが「ヨガ」と呼ばれると考えられます。



■ ポイント2. 呼吸法は心地よく感じるまで続ける。


呼吸法を続ける時間。色々ありました。

5分とか、15分とか、20分とか。

結論は、「気持ちいいな」と感じるまで続けるということ。

人によってちがうのはもちろん、同じ人でも、コンディションによって時間の長さはちがうだろう。

ちなみに、調べたうちの最短は2分でした。2分が最低ラインか??




■ ポイント3. 複式呼吸。


リラックス=腹式呼吸、というくらい、みんな口をそろえて腹式呼吸。

覚醒=胸式呼吸、とか○○呼吸とか△△呼吸とかあったけど、本末転倒なので紹介しません。

共通点は、「複式呼吸」で決まり。




■ ポイント4. 息を吸うのは、鼻から。息を吐くのはご自由に。


共通していたのは、「鼻から息を吸う」でした。

一方、息を吐くことについては、「鼻から」もあれば、「口から」もあれば、「鼻でも口でもよい」もあった。

ので、こだわりたい人だけこだわればいい。これは理屈じゃない。


ところで、鼻がつまっていたら【呼吸法】できない!?

という素朴な気づきは無視して続けます。




■ ポイント5. 息を吸ったら、倍の時間をかけて息を吐く。


息を吸ったり吐いたりする時間。

4秒、8秒、12秒……実に色々な秒数がありました。

共通点は、「息を吸う時間:息を吐く時間=1:2」ということ。

4秒かけて吸ったら、8秒かけて吐く。

6秒かけて吸ったら、12秒かけて吐く。

10秒かけて吸ったら、20秒かけて吐く。

慣れてくると、だんだん長くできるそうです。




■ ポイント6. 慣れてきたら、息を止めてみる。


慣れてきたら、息を吸って、息を止めて、息を吐く、にするといいらしい。

息を止める時間は、慣れ具合に応じて、無理なく続けられる程度。

最初は短くてもよい。

目標というか、最長は、息を吐く時間の2倍かな?

つまり、最終目標は、「吸う:止める:吐く=1:4:2」となる。




■ ポイント7. 呼吸にできるだけ集中。雑念は放置して観察。


目を閉じてじっとしてれば、普通はあれこれ考えてしまう(それか、寝る)。

【呼吸法】では、なるべくあれこれ考えないのがいいようだ。


そのため、呼吸に集中しよう、(心の中で)呼吸を数えよう、

眉間の感覚に注意を集中しよう、ストレッチの動きに集中しよう、

ぼーっとしてればいい、などの解決方法が紹介されていました。


でも、くり返しになるが、普通はあれこれ考えちゃう。

その時、「考えちゃだめだ…考えちゃだめだ…考えちゃだめだ…」

みたいになっては、リラックスできないし、悪循環にはまる。


そこで、雑念が湧いてしまう場合は、雑念を放置する。

(無視ではない点に注意)

そして、湧いた雑念を客観的に観察(解説?)すればいいそうです。

例えば、「あーあ、また自分いやなこと思い出してるなー」とか、

「あー、また私このこと考えてるなー」 とか、そういうことだろう。

で、雑念が湧かなくなったり、解説したくなくなったらやめる。

もちろん、呼吸はずっと続ける。


そうすると、だんだん雑念に動じなくなるらしい。

感情に振り回されなくなる、ということかな?

まぁ、これ以上は宗教的な色合いが濃そうなので調べていません。

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