今年の5月に、人生で初めて落花生の種を畑に蒔いた。
全部で30粒くらい。
適当に、20センチ間隔で点蒔きしたところ、たった1株だけ芽がでた。
長さ2メートルほどの畝に、1つだけ。
生育環境としては、恵まれてなかったのだろう。
けれども、台風にも負けずにすくすくと育ち、
花をつけ、花が地面に潜った。
収穫の10月。
今日、小さな株を掘りおこしてみると、
1センチにも満たない実が10個だけついていた。
塩ゆでにして、殻を剥くと、3~5ミリほどの実が4個。
口に入れて噛むと、ほのかだけれど、ちゃんと落花生の味がした。
落花生の栽培としては、ほとんど食べれなかったから、大失敗。
収穫した時は、「中身あるかな?」と心配した。
でも、小さくても、ちゃんと“落花生”の味がした。
落花生は、がんばって育った。
「育ってくれてありがとう」と強く感じた。
落花生は、当然のことをしただけだ、と素っ気なく言った気がした。
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