(最初にお断りさせていただくならば、
これはレイコップの宣伝記事でもないし、妨害記事でもありません。)
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今日、職場で「私はダニアレルギーです」と話したら、
同僚に「レイコップ」というクリーナーをすすめられた。
レイコップは、布団のダニとハウスダストを吸引することを目的に開発された掃除機。
さらに(なぜか)UVランプ(紫外線)で除菌できる機能までついて、 2万円前後。
少しネットで調べてみると、賛否両論で困ったが、
自分なりに調べて考えて結論を出しました(最後に記載)。
レイコップに関する論点は、以下の3点にまとめられます。
- 論点その1 「布団に生息するダニの吸引について」
クリーナーで吸い取ろうとしても、生きているダニは布団の繊維にしがみつく。
風速40mでもしがみついていられるらしい(参考ページ「風の強さ」)。
さらに、生きているダニは布団の奥に逃げる。
布団の奥は、もはや掃除機の吸引力だけでは吸い取ることはできない。
なんとか掃除機で吸いこんだとしても、生きているダニは掃除機から逃げる。
よって、【掃除機では、生きているダニのアレルギー対策はできない】となる。
ただ、ダニアレルギーの大半(最大のアレルゲン)は「ダニの死骸」だ。
生きているダニではアレルギーはほとんど起こることはない、とまで言われるんだから
ダニアレルギー対策とは、すなわち「ダニの死骸アレルギー対策」と言ってもいいだろう。
ダニの死骸ならば、布団の網目などにひっかかることはあっても、吸える。
ダニの死骸という小さい固体を吸うのに必要なのはやはり、吸引力である。
ただ、繰り返しになるが、掃除機の吸引力で布団の奥は吸えないことは忘れてはいけない。
【ダニの死骸アレルギー対策は、吸引力の強い掃除機がいい】
- 論点その2 「そもそも布団を叩いていいのか」
レイコップは布団を叩きながら、ダニを吸う仕組みになっている。
布団を叩くと、布団の奥からダニやらハウスダストやらが出てくるらしい。
しかし、注意すべきことがふたつある。
まず、生きているダニは布団を叩いても死なない、ということ。
そして、生きているダニは布団を叩いても出てこない、ということ。
よって、叩いて出てくるとしたら「ダニの死骸」だけだ。
そして、叩いて出てくるもののほとんどが、布団の中綿のちぎれた繊維であるということ。
つまり、【布団を叩くと、布団の奥のダニの死骸が少しと、布団の中綿が沢山出てくる】だ。
- 論点その3 「UVランプ(ライト)について」
結論を先に言うと、「UVランプ(ライト)でダニは死なない」。
もちろんランプなので、生きているダニも、ダニの死骸も、照らすことはあっても、除去しない。
堂々と「ダニを殺傷するUVライトを搭載」と紹介している某有名サイトを発見したが、ウソです。
UVランプ(ライト)はあくまで除菌。
ダニは菌ではなくて、動物です。
つまり、ダニアレルギー対策として、UVランプ(ライト)に実質的な意味はない、ということ。
しかし、誤解させるような宣伝文句がレイコップ周辺にはとても多い。
(例)=================================
吸引力だけでは布団の奥のダニを吸い取ることはできません。
でも、レイコップのUVランプなら、吸引だけでは処理できない菌も
紫外線の力で除菌できてしまうのです!
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この例ではウソは言っていません。
話が急に変わっているだけです(巧妙なレトリック)。
忘れがちなので、もう一度言います。
ダニは菌ではありません。ダニは動物です。
だから、UVランプ(ライト)でダニは死なない。
ちなみに、UVは紫外線なので、照射すると布団を痛めます(ヒトの肌も老化します)。
【UVライト(ランプ)はダニアレルギー対策にならないし、布団の寿命を縮める。】
以上より、最後に私の個人的な結論を述べます。
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【レイコップは、ダニアレルギー対策としてはとても効率が悪い】と考えられる。
電気掃除機の一種なので、生きているダニの対策はできない。
ダニの死骸については、布団を叩く行為自体の限界もあり、 吸える量が少ない(一般的な吸引力の強い掃除機に負ける)。
しかも、布団を叩き、UVランプ(ライト)を当てるので、布団の寿命はとても短くなる。
ダニ対策に実質的な意味のないUVランプ(ライト)がついたりして、値段が無駄に高い。
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結局、効率のいい布団のダニ対策とは、 定期的に、 直接日光を当てない方法で布団全体を(奥まで)50℃以上にして、 ダニを殺してから、吸引力の強い掃除機でダニの死骸を吸うことだろう。
つまり、【布団乾燥機+吸引力の強い掃除機】が現時点では最善と考えます。
はたして???
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